K.F

言葉の壁を越えて

Linical Spain Junior Project Manager

K.F

思い掛けず海外へ

思い掛けず海外へ

現在、私はグローバルプロジェクトマネージャーとなるべくLinical Spainのマドリードオフィスに赴任しています。思い返してみれば、学生時代、英語は不得意科目、当然まともに英語を話すことはできず、海外旅行に行く時はいつも緊張していました。そんな自分が日本を離れて生活していることが信じられない想いです。
2017年の晩夏に赴任してから暫くは会社に費用を負担して頂いて、スペイン語の語学学校に通い、現地語習得を主軸として、語学学校の授業終了後から各種SOPのトレーニング等を受けていました。年が明けてからは、経験豊富なプロジェクトマネージャーの業務をサポートするという形で、試験の予算管理やスケジュール管理等、プロジェクトマネージャーに課されるタスクを少しずつ学んでいます。第3言語の習得については、やはりラテン語圏の出身者よりは容易ではありませんので、プライベートでも語学学校への通学を継続しています。また、休日は語学学校やインテルカンビオ(言語交換会)等を通じて知己を得た友人たちと、ご飯を食べに行ったり映画を見たりと余暇を楽しんでいます(話している言葉以外、やっていることは日本とあまり変わりはないかもしれませんね)。
加えて、スペイン各地への旅行も楽しんでします。バルセロナ、セゴビアといった定番の観光地にも訪れていますが、日本からの旅行の場合どうしても優先度が低くなりそうな地方都市でもそれぞれ魅力があり、そういった場所へ時間の制約をあまり受けずに赴き文化に触れることは、現地に住んでいるからこその楽しみだと思います。

できないことを知る

できないことを知る

海外赴任で最も痛感したことは、「働く国が変わるだけで、自分一人では何一つできない」ということです。日本では一通りの臨床開発業務を経験しましたが、日本で慣習的に行ってきた業務への取り組み方も、こちらでは異なることが間々あります。また、日常生活一つとっても、言葉の壁によって簡単な買い物が済ませられないこともありました。最近では、英語の話者が増えて来ているようですが、それでも、こちらではスペイン語が必要となる機会が多いように感じます。
日本という枠の中では、自分は仕事もそれなりに経験し、社会的にも大人の一員になれたものと考えていましたが、所変われば、所詮、子供のようなものです。しかし、それは決して悲観的な気づきではなく、改めて謙虚さを思い起こさせてくれるものだと実感しています。日々の生活が学びの場となり、仕事、日常生活のどちらをとっても、新しいことを学ぶことができているように思います。

言葉の壁を越えて

言葉の壁を越えて

先にも述べた通り、母語が英語ではない国で生活するということは、世界の共通語とされる英語でさえも意思疎通ができない可能性もあるということです。私は幸運にも海外出向の機会に恵まれましたが、スペイン語はおろか、英語能力はまだまだ不十分で、日々の業務に取り組むのにも四苦八苦しています。
また、マドリードのような都市部では比較的少ない事例ですが、アジア人ということで、決して快いとはいえない態度をとられることも多少はあります。それでも、今すぐ日本に帰りたいとは思いません。それは、オフィスの内外にて、言語体系が全く異なる極東から訪れ、英語、スペイン語にてコミュニケーションを取る努力をしている姿に敬意を払い、手を差し伸べてくれる人達が沢山いるからです。
今後リニカルは、海外子会社とともにワンストップで臨床開発が行えるという強みを更に発展させて行くため、日本と海外を繋ぐことのできる人材がますます必要となります。
その一員として、将来、日本からグローバル試験をコントロールしたいと考えている方、好奇心を以って言葉の壁を乗り越え、その先にある楽しみを見つけられる方と一緒に仕事ができることを楽しみにしています。