トップメッセージ

トップメッセージ

株主の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り御礼申し上げます。このたびの熊本地震で被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、1日も早い復興を心からお祈り申し上げます。

経営理念

医薬品開発のあらゆる場面で常にプロフェッショナルとしての質を提供し、
ステークホルダーである製薬会社、医療機関、患者ならびに株主、従業員の幸せを追求する。

当期のポイント

国際共同治験において3極のシナジー効果が現れ始める。
受託件数の増加により大幅な増収増益を達成。

Q&A

第12期の業績と総括をお願いします。

CRO事業につきましては、「日本発グローバルCROのリニカル」ブランドの浸透とともに、国際共同治験が順調に増加しました。特に国内の大手製薬会社において、日・台・韓あるいはシンガポールを加えたアジア治験を積極的に推し進める状況になり、韓国・台湾の両子会社において大幅な増収増益を実現しました。一方、欧州ではユーロベースで増収増益となったものの、円高の影響で、やや不満の残る結果となりました。育薬事業につきましては、受注案件が順調に増加したことで、増収増益幅が拡大しました。また、創薬支援事業につきましても、すでに複数の契約案件が進行中であること、新たに米国・欧州からの問い合わせも来ていること等、今後の成長が楽しみな状況となっています。これらの結果、グループ全体では売上高、利益ともに過去最高額となりました。

第13期の目標と成長に向けた取り組みをお聞かせください。

第13期は売上高95億円を目標にし、100億円の大台に向けた施策を講じてまいります。利益面につきましても、これまで通り営業利益率20%超を確保することは言うまでもありません。また、グループの成長を加速するための課題として、米国での早急な拠点の拡充があげられます。すでに、日本主導の国際共同治験を開始する製薬会社も現れ、抗がん剤のフェーズⅠが日本と米国で始まっている状況です。当社はこの機会を逃がさずに米国での足元をしっかりと固めていきたいと考えています。米国拠点の拡充により、日本・アジア、欧州を加えた3極のシナジーが一層の効果を発揮することは間違いありません。一方、日本国内ではCRAを300名体制に拡げるとともに、育薬事業、創薬支援事業についても引き続き増員し、新たな柱となる事業に育ててまいります。

中長期の市場動向と成長戦略のアウトラインをお聞かせください。

世界のCRO市場は、今後もアウトソーシング需要の拡大が予想されます。日本国内においても、ドラッグラグを解消すべく日本発の国際共同治験を志向する製薬会社が増え続けています。さらに近い将来、中国においてCRO市場が形成されることも視野に入れる必要があります。このような中、難易度の高いがんや中枢神経系(CNS)などの特定領域のCROに特化するとともに、日本発グローバルCROという差別化された事業を展開する当社にとっては、大きな追い風になるものと考えています。さらに育薬・創薬支援事業を交えて一貫したサービス体系を確立することで、指名受注やリピート受注につなげてまいります。また、今後は再生医療や核酸医薬といった新しい分野への進出も視野に入れています。いずれにしましても、グローバル化を加速しながらも成長性の高い事業領域に絞って、着実な成長を図ってまいります。

経営資源である有能な人材の確保・育成についてお聞かせください。

当社の経営資源の中核は、間違いなく人材です。当社では、男女の区別なく能力主義による人事制度をとっており、管理職の30%以上が女性で占められています。女性が活躍できる職場環境づくりにも力を入れており、育休後の復職率も90%を超えています。このような女性の活躍を後押しする企業方針が評価され、女性活躍推進法に基づく認定マーク「えるぼし」の最高位である3段階目の認定を受けました。海外の子会社においても女性が非常に高い割合を占めており、きめの細かい丁寧な仕事が求められるCRAに、女性の能力が大いに発揮されています。さらに、海外からの留学生も積極的に採用して国内で高度な教育を推し進めています。彼らが将来、現地に赴任することにより一層のグローバル化に寄与するとともに、質の高いサービスの提供につなげていきたいと考えています。

事業拡大に比例して高まる、ガバナンス策についてお聞かせください。

当社が今後も順調に成長していく中で、コーポレートガバナンスやコンプライアンス、そして経営の透明性にも注力しなければなりません。海外の子会社の経営判断に対して、当社は積極的に関与するようにしており、内部監査も実施しています。また、M&Aも視野に入れたグローバル化を推し進めるには、高い知見に基づく高度な経営判断能力が求められます。このような中、アステラス製薬(株)の代表取締役社長をはじめ、国内外で重職を歴任した実績のある野木森雅郁氏を社外取締役として迎えることができたことは、当社にとって大きな出来事です。野木森雅郁氏は、製薬業界への深い知見と豊富な経営経験に加え、コーポレートガバナンスへの高い見識を有しています。また、我々にとっては旧藤沢薬品工業(株)時代の先輩でありCRAの経験もあります。今後は、経営のさまざまな局面で良きアドバイスをいただけるものと確信しています。

最後に株主の皆様へのメッセージをお願いします。

世界的に伸び続けるCRO市場を背景に、日本発グローバルCROとして、これからも国際共同治験の受託拡大を図り、成長を続けなければなりません。そのためには、米国拠点への積極的な投資による早期の拡充が不可欠です。株主の皆様におかれましては、当社グループの成長を長い目で見守っていただけますようお願い申し上げます。なお、利益還元につきましては、引き続き安定した配当により株主の皆様の期待にお応えしてまいります。今後とも当社グループの事業にご支援、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

来期の見通し

売上高 営業利益 経常利益 親会社株主に帰属する当期純利益
9,528百万円 2,365百万円 2,342百万円 1,602百万円
14.0%増(前期比) 11.1%増(前期比) 12.8%増(前期比) 10.7%増(前期比)

業績ハイライト

売上高

営業利益・営業利益率

経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益

1株当たり当期利益

当社グループの主な事業内容

当社グループの特徴